野球場という風景

プレイボール後に球場に向かう人たちは早足で
その誰もがちょっと楽しそうで
サラリーマンの首もとの汗もなんだか悪くなくて
夕暮れの球場にナイターの照明がまばゆくて
広い球場を見渡すと気持ちよくて
ぬるんとした空気に生ビールが美味しくて
そこに一陣の風が吹き抜ける
点が入るたびに周りの人とハイタッチしたり
ホームラン出てスカっとしたり
カープの応援のコールが慣れなくてドキドキもする
生ビール売っている女子が溌剌だったり
その女子の指に挟んだ札束の収納術に感心したり
野球命なお父さんとカープ坊やみたいな親子が仲良かったり
その坊やの近くにいたサラリーマンがアイスをおごってあげたり
そんなこんなでゲームは白熱、延長戦へ
延長戦のアベックホームランにボルテージは最高潮
勝ちゲームはなかなか球場を後にするのが名残りおしくて
帰り道にもその熱いテンションがちょっと残ったまま歩くのさ
シアワセそうなおじさんをいっぱい見られたので満足です
(もちろん若い人たちもいっぱいいました)
愛すべき日常のワンシーン
つまり野球ってよいなと思ったのだ

〜〜2014.7マツーラfacebookより〜〜